令和2年度の年金額は0.2%のプラス改定
厚生労働省は、令和2年度の年金額は昨年度から0.2%プラスで改定されると公表しました。
令和2年度の支払いはいつから
令和2年度の年金による支払いは、通常4月分と5月分の年金が支払われる6月からです。
年金額の例
令和2年度の新規裁定者(67歳以下の方)年金額の例として老齢基礎年金は1人分満額で月額65,141円
年金額の改定ルール
年金額の改定は、年金額改定に用いる物価変動率が名目手取り賃金変動率よりも高いため、新規裁定年金・既裁定年金ともに名目手取り賃金変動率を用います。
さらに、令和2年度は、名目手取り賃金変動率にマクロ経済スライドによる令和2年度のスライド調整率が乗じられることになり、改定率は0.2%となります。
〈令和2年度の参考指標〉
・物価変動率…………0.5%
・名目手取り賃金変動率……………0.3%
・マクロ経済スライドによるスライド調整率…………▲0.1%
マクロ経済スライド
公的年金被保険者の減少と平均余命の伸びに基づいて、スライド調整率が設定され、その分を賃金と物価の変動がプラスとなる場合に改定率から控除するものです。
この仕組みは、平成16年の年金制度改正において導入されたものです。
問い合わせ先
・予約受付専用電話 0570-05-4890
・ねんきんダイヤル 0570-05-1165