宮城県年金協会評議員会において採択された決議文は、宮城県選出国会議員に提出し、陳情・要請しました。
1.人生100年時代を見据え年金・医療・介護の安心できる持続可能な社会保障制度の確立を図ること
現役世代の保険料負担との調和を図りつつ、世代間の合意形成のもと、年金受給者の健康で文化的な生活を支えることができる給付水準を確保すること。
2.年金支給額を引き下げないこと
年金支給額を抑制する「マクロ経済スライド」や年金額の改正ルール見直しにより、公的年金を主に生活している高齢者の生活が脅かされ続けている。高齢者の厳しい生活実態を十分に考慮され、年金支給額をこれ以上引き下げないこと。
3.年金課税を軽減すること
公的年金に関する税制改革に当たっては、公的年金等控除や配偶者控除を縮小、廃止をすることなく、老年者控除を復活するなど、高齢者の税負担軽減に特段の配慮をされたい。
4.医療保険の保険料等の負担増加を避けること
高齢化の進展や高度化などにより、医療費の増加が見込まれるが高齢者の医療費に係る保険料負担、並びに一部負担が過大とならないよう安定した財源確保と公費負担の拡充に取り組むこと。
5.利用者の負担増加につながる介護保険制度の改正を行わないこと
介護保険財政の観点から利用者負担の見直しに当たっては、高齢者の負担が過大にならないよう十分に配慮されたい。
6.新型コロナウイルス感染症対策をしっかりすること
感染防止と社会活動の両立にしっかりとした道筋をつけること。